週刊スガモ 2018年5月19日号

2 ~ 3 日前から体調崩していて(年取るとホントにダメですね〜)、「総がか り行動参加→巣鴨に移動」というだけでかなり疲れてしまいました。エネルギ ー不足で署名活動も惰性でやっただけみたいな感じだったのですが、一応…… ご報告まで。 「継続は力なり」と申しますし(←非力な中高年がすがる、せめてもの杖)。
〈署名してくれた人との会話〉
中年の男性。ササッと署名して「憲法、変えちゃダメだよ」と言われるので、何となくなりゆきで「お幾つです?」と聞く。
「55歳」

「はぁ。学校で、憲法の意義について習われました?」
これはごく素朴な質問。私は戦後民主主義教育華やかなりし頃に教育受けた 世代で、ごく自然に憲法のことも教わったのだが、一回り下の世代はどうだっ たのか興味津々。ところが彼の答えは……
「僕は防衛大だったから」
へっ!?「あ、自衛隊におられた……?」

「うん。今はもう辞めているけど」
うわぁ、モト自衛官に会ってしまいました。

「自衛隊におられた方でも、やはり今の憲法は変えちゃいけないと思われるん ですね」
「うん」

「自衛隊の幹部の人のなかには、自衛隊の存在を憲法に明記すべきだとか、も っと進んで軍として位置づけるべきだと言う人もおられますよねぇ」
そのちょっと引っかけるような問いかけに、モト自衛官の男性は苦笑する。 「自衛隊なんてのは、本当はない方がいいものなんですよ」
おお〜。

「……災害救助とかで活躍する自衛隊、も?」

また苦笑が返ってくる。ここで別れたのが、返す返すも残念無念。もっともっと、彼が自分の体験のなかで獲得したものを聞きたかったのに。疲れていると、スムーズな会話を維持することはとても難しい……。
70 代ぐらいの男性。署名しながら、

「ときどき『赤旗』読んでるよ」

ひょっとしたら、共産党の街宣と間違われたのか。ま、いいけど。
50 代半ば~ 60 代前半ぐらいの女性。

「安倍総理って、もうホントに嫌」と顔をしかめる。

「あっ。首相が安倍サンでなかったら、改憲してもオッケーよ、とか?」

「とーんでもない」
誰が首相だろうと、憲法変えるなんてトンデモナイという立場だそうだ。ただ、「それとは別に、安倍総理にはウンザリしているの」と強調。

「自民党も あんな総理、なんで辞めさせられないのよ」

「私もよくわかんないんですけど、昔の自民党にはもう少しマシな人がいたよ うな気がするんですよねー」

「気がするんじゃなくて、いたわよ確かに。今の自民党、サイテー」
憤慨しておられました。
50 歳前後の女性。「面倒な話はさておいて、子どもや孫が戦争に巻き込まれるのだけは困る。そ ういう感じかな」
〈署名してくれなかった人との会話〉

20 歳前後の男性 4 人ほどのグループ(もしかすると高校生かも?)

OLDs 仲間からチラシを受け取ったのはいいが、署名を依頼すると中の 1 人が「安倍サン、好きですから!」。
はぁ……?? バッサリと署名拒否されたわけだが、一応「そっかぁ。どういうところが好き?」と聞いてみる。

「カツコいいから」

そう言い捨てて、クスクス笑いながら足早に立ち去っていった。もしかする と、からかわれたのかなあ。
60 代ぐらいの男性。チラシを受け取り、「安倍は大っ嫌いさ」と一言。
「ははぁ。安倍首相は改憲したいって言ってますけど、それについては?」

「改憲? フン、馬鹿馬鹿しい」
……と言いながらも、署名は拒絶。「改憲も通るさ。何たって数、持ってるんだから。もう何でもアリさ」
こういう人も、よくおられますね。安倍政権に嫌悪感。改憲もトンデモナイ と思っている。でも、国会で改憲勢力が 3 分の 2 を超えていることや、政権が 何がなんでもとシャカリキになっていることから、改憲は実現するだろうと客観的に判断(?)しちゃっている人。諦めているのか、「(選挙で棄権が多い ことも含めて)国民がそれを選んでしまったんだ。もう勝手にすればいい」と 自棄的な気分になっているのか。
そりゃねぇ。あなたはもう先がないでしょうから(私も同じだけど)、「勝 手にすれば?」でいいかも知れませんけどね。

そう言えば何か月も前だが、「 私が死んだ後にどうなろうと、知りませんよ。その時に生きてる人達の問題」 と言った高齢女性もおられたっけ。
死にきれないって気持ち、ありませんか? と尋ねたいところだが、聞きそ びれた……。

30 代後半~ 40 前後の女性。チラシは受け取ってくれたが、「安倍首相が憲法変えたいって言ってますよね。あれ、どう思われます?」という問いかけについては面倒くさそうに首を 振る。
「……わからない」
「安倍政権……今の内閣については、どう思われます? いろいろ問題が出て る感じ、ありますけど?」
「政治って興味ないの」

ごめんなさい、ごめんなさいと何度も繰り返した。謝っていただく話ではないんだけどなぁ。
いつものことだが、最も気が滅入るのは「興味ない」という反応。そして、 「わからないから」という言葉ひとつでバッサリと断ち切る反応。
問題意識がないわけではない。でも「よくわからないなぁ」と首傾げるのは ノー・プロブレム。誰だって、世の中のことすべてについて自分の意見を明快 に提示できるなんてことは……あり得ないとは言わないけれど、かなり難しい。 でも、何がわかり、何がわからないかというところさえ明確であれば、そこか ら少しずつアリアドネの糸を巻き取れる。
また、突っかかってこられるのもノー・プロブレムだ。私は別に知識人というわけじゃないから彼らと論争し、論破する自信はないけれども、互いに知識 をすり合わせて手探りする程度のことはできる。相手が何にこだわり、何処に 引っかかっているのかを見て、そろりそろりとこちらの土俵に乗せていくこと も出来ないわけではない(このあたりは社会人として年月を重ねれば年の功から無意識にできることで、皆さんもやっておられると思う)。まあ大抵は徒労 に終わるが、全くムダというわけではない。
だが……つかみどころなく紗のような幕を張られてしまえば、そこでコミュ ニケーションの手がかりは失われる。皆さん、この手の反応にどんなふうに対 しておられますか。皆さんの体験を、どうぞ教えて下さい。

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