西口デッキは賑やかでした

昨日(2019年7月15日)、OLDs@大宮が大宮駅西口で宣伝活動を行いました。

どんよりとした曇り空でしたが、休日とあってかなりの人出でした。

選挙運動期間中最後の休日とあって、駅ビルを出てすぐの場所には維新が、またそごうデパート寄りには立憲民主が、それぞれのぼり旗を立ててトラメガで訴えていました。

それに加えて、エホバの証人の皆さん、顕彰会のご婦人方、コンタクトだったかの宣伝ティッシュ配りと、きわめて賑やか。幸い、いつも陣取っている場所は空いていたのでプラカードを並べました。

都合により、今回に限って開始時間を1時間遅らせて4時からとしたのですが、寅さんはいつもと同じ時間に始めていたそうです。それならこちらもと、維新が終わるまでやることにしました。結局6時過ぎに終了。

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途中で、かわいい娘さん二人を連れたお母さんを寅さんが紹介してくれました。出雲けいこさん。4月に行われた市議会議員選挙で立憲民主党から立候補し、当選した市議会議員さんとのことです。

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どうやら今日の維新の目玉はヨシムラ大阪府知事。でもお客さんはせいぜい20人ほど。運動員はわりと若い男性が多かったな。維新候補はさかんに大阪での「身を切る改革」を言うが、その内実はどのようなものだったんだろ。

維新候補の写真をとってもいいですかと運動員に聞いたら、うさんくさそうな顔をして候補者に何か言いに行った。候補者さんが「アベ九条改憲NO」のプラカードをクビから下げたこちらを見ています。

この日の成果は署名が2筆、チラシが29部でした。

主なお客様は以下の通りです。

1.小学校6年生の男の子
2.30代の女性二人組
3.18歳男子高校生
4.17歳女子高校生二人組

1.小学校6年生の男の子

開始早々、寅さんが赤いTシャツの男の子を連れてきました。小学生は遠慮します、と伝えていたんですが。

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「6年生なんですけどね。こっちに貼りまして、冗談かと思って聞いたらね、九条を変えたら戦争が始まって生活ができなくなるから、っておっしゃるんです」

「ほう」と、半分感心する私。

ただ正直な話、このよく言われる「○○したら戦争になる」っていう物言いには普段から違和感があります。しかもそれを小学校6年生の口から聞くと違和感は増します。

寅さんは、「ところで憲法は誰が守るのでしょう。はい、15秒ぐらいでお話を」と言い残し、そのまま行ってしまいました。

「15秒もかからない」と私。そう、憲法99条のプラカードを見せればいいわけですから。このプラカードは稼働率がトップです。

99条を読んでもらった後、憲法が何のためにあるのかを確認し、さらに改憲の話へ。

「憲法を今、変えようとしている人たちがいるわけよ」とアベとアソウの写真「こんな人たち」を指さしながら、「これ、誰?」と聞きました。ちょっと驚いたのは「アソウ」の名前を彼が出したこと。これまでの経験では、皆アベについては知っていてもアソウについては答えられないのが普通です。

思わず聞きました。「いったい、どうやってそうした知識を身につけるの? 新聞読んでるの?」

「親から」というのが彼の答え。お父さんもお母さんも政治に関心があるそうです。

そうですね、やっぱり家庭環境は大きいですね。ただ家庭でどのように政治について話すのかはけっこう難しい。親が一方的に上から子どもに政治的な考えを押しつけることになってもいけないし。この子の場合、その点がちょっと心配だな、と思いました。

2.30代の女性二人組

次に寅さんが連れてきたのは30代とおぼしき女性二人組です。

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彼女たち、身体は半分逃げだそうとするのですが、寅さんの魔法の言葉「ちょいちょいちょい」に引かれるようにしてやってきました。

寅さん「彼女たちは、『九条の議論をするべきではない』にシールを貼ったんですが、誰が憲法を守るのかということでは、『みんな』とおっしゃっています。そこを13秒で」

ちょっと方向を変えて、選挙の話から入りました。

「来週の日曜日は投票日ですよね。棄権します? 投票します? もうだいたい誰に投票するか決めています?」

すると横から顕彰会の新聞を売っている若者が口を挟んできました。「誰に入れても同じだよ」

「いや、そんなことないでしょ」と私。そして彼女たちに向かって聞きました。「アベさんに入れるのと、枝野さんに入れるのと」

「枝野さん」という答がすぐに返ってきました。

「今、改憲の問題が問題になっているでしょう。特に九条。

顕彰会の若者がまた割り込んでこようとします。

やんわりと「はい、あなたは別の人と対話してください」

顕彰会君、なにかぶつぶつ言いながら引き下がりました。

最近OLDsメンバーが作ったチラシ(アベのフェイク発言集)を渡しながら、簡単に内容を説明します。「ウソをつかない、公文書を改ざんしない。これは民主主義国家の最低限のルールでしょう。それをこの政権は平気で破る」

別のチラシ「アベ九条改憲のワナ」も渡して聞きました。「アベさんがどんな改憲案を出しているか知っていますか?」

「日本が攻撃されていないのに、アメリカを助けることができる」

「そうそうそう。そういうことです。そういう法律作っちゃったんだよ。4年前に。でも憲法違反であることはあまりにも明白だから憲法を変えちゃおう、というのがアベさんの考え。もしも自衛隊の名前を憲法に書き込むとすると、今の憲法では1条から8条までは天皇についてなの。その次に自衛隊が来ることになる。怖いと思わない? 災害救助の自衛隊でもない、専守防衛のための自衛隊でもない。アメリカと一緒に戦争をする自衛隊が書き込まれることになる」

署名をお願いしたところ、お一人は快諾してくれました。ただもう一人はもじもじしています。こういう時は無理押ししません。「毎週月曜日はここに立ってるから。チラシを読んで納得してくれたらまた来て下さい」

最初の頃は自信なさげな彼女たちでしたが、話をしていく中でしだいに落ち着きと自信を感じさせるようになっていったのが印象的でした。

3.18歳男子高校生

寅さんが、背の高い青年を連れてきました。

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「こちらは九条は変えた方がいいとおっしゃってて。でも考える時間、これがものすごく素晴らしくてですね。13秒ぐらいだけでもちょっとお話をしてくれると」と寅さん。

まずは聞いてみました。「何で変えた方がいいと思うんですか?」

でもその答がなんだかあいまい。

「別に九条を変える、変えないは個人的に興味がないんですけど。ただ自民党など多数党が議案を出して、それがそのまま決まっちゃうのはよくないと思うんです。野党も反対するだけじゃなくて、どうして反対するのかをしっかりと国民に示さないと。ただ反対しているだけに見えてしまう」

「じゃあ、憲法を変えることに反対だ、というのも、ただ反対しているだけと思うわけ?」と私。

「何で反対しているのかというのが九条ではいまいち見えてこない」

「見えてない。ああ、そうですか。どういう風に変えようとしているのかというのは知っています? 自民党やアベさんが」

「九条というのは自衛隊の?」

「自衛隊というか、戦力を持っちゃいけない、というのと戦争をしちゃいけない。それを変えたいと思っているんだよ、アベさんはね」

「現状に合っているかどうかという問題なんだと思うんですよ。日本が先進国として発展途上国に起きている問題を解決するために武力を用いなくてはならないという意味があるのだとしたら変えるべきだと思う」

ううん、この辺、彼の頭にはどのようなイメージが浮かんでいるんだろう。

「でも今日本がそんなことをやったら国際的に袋だたきにあうよ」

「そうですかね。今やっていることといったら、関税をめぐる水面下での戦争とか、武力を用いない戦争があると思うんですね。先進国がある程度の経済的な力をもって解決する必要があるんじゃないか」

どうやら、日本を含む先進国が何らかの軍事的、経済的な圧力をかけることで問題を解決する、という発想みたいだ。

「日本が登場国の問題とか環境問題を解決する上で九条を変えないとできないのか。九条を変えて初めてできることにのか。そもそも今の九条を変えるという動きはどこから出てきているのか。こういったことを考えたことあります?」

「うーん、自民党から公式に発表している理由というのは明らかじゃない。現状として自衛隊というものがあって、それが世界的にも有数の軍事力で、それを日本の自衛のために使う、っているのが自衛隊の流れだと」

「だけど、変わっちゃったんだよね。自衛のために使うというのは4年前まではそうだったんです。4年前にがらっと変わっちゃった」

どうやら4年前の安保法、集団的自衛権の容認といったことは正確な知識として入っていないようだ。

ということで「専守防衛」路線からの転換について説明しました。いずれも初めて聞くような様子。

「だからさ、貧困をなくそうとか、そういう話では全然ないの」

「でも、目的をもって軍事力を外に持ち出すと言うことは私はわるいとは思わない。でも目的が何か、ということであって」

「でもね、過去の戦争を見ると、みんな理屈をつけていたわけでしょう」

話していて論点が微妙にずれていくのでなかなか彼の考えを正確に掴むことは出来ず、こちらからも説得的な話ができませんでした。ただ彼の場合、正確な知識や現状認識に基づいて論理的に考えるというよりもフィーリングで流しているところが多分にあると感じました。

それにしても相手の議論の核にあるものを正確に取り出し、それをきちんと吟味検討していく力が自分にはまだまだだなあと痛感させれました。

4.17歳女子高校生二人組

寅さんが二人の女子高校生を連れてきました。

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「この子たち、本当に素晴らしくてですね、素晴らしいんだけど九条がよく分からないと」

二人とも17歳だとのこと。

「高校生? 習わなかった? 中学で」

クビを横に。

「するべきですよね」

「何を?」

「改憲を」

いやあ、どこまで本気なのか。何とか逃げ出したい様子がありあり。

ということで、チラシを渡して、憲法九条、改憲の動き、改憲案の中身について基礎的なお勉強をしましたが、どれくらい分かってくれたか。

話が終わると二人は寅さんの所へ。

てっきりシールを貼りに戻ったのだと思ったのですが、後で寅さんに聞いたところ、チラシを返しに来たとのことでした。捨てずに返した、というのが彼女たちの優しさでしたね。

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