昔の教え子とばったり

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本日(2019年10月21日)、OLDs@大宮が大宮駅西口デッキで宣伝活動を行いました。参加者は浦和スタンディングの寅さん、OLDs@大宮の高橋でした。

雨が心配でしたが、幸い、何とかもってくれました。

10月21日といえば、昔は「10・21 国際反戦デー」ということで大規模な集会がありましたが、最近は聞きませんね。

今日は出だしが好調でした。開始後30分間で署名1筆、チラシ10部。これは私にとってかなり大きな成果です。せめていつもこれ位の頻度で受け取ってくれるとこちらも配っていて楽しいのですが。

2時過ぎ、駅ビルの入り口あたりに2本ののぼり旗が立ちました。「NHKから国民を守る党」とあります。そうでした。今、埼玉は補選の最中です。上田前知事とN国の立花氏の一騎打ち。最低の補選です。

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この日の成果は、署名3筆、チラシ30部、そしてトーク3人でした。

トークは以下の通りです。

(1) 19歳の専門学校生の女性。
(2) 17歳の非常にしっかりした男子高校生
(3) 戦争を体験した84歳の女性
(4) 昔(40年前)の教え子

(1) 19歳の専門学校生の女性

寅さんが連れてきた本日最初のお客様は専門学校に通っている若い女性でした。

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「もう本当にいい方でですね」と、寅さんが「本当に」に力を込めて紹介してくれます。

「(シールアンケートの)こちらに貼りましてですね、理由を聞いたら戦争をしたくないということをおっしゃいましてですね」と言いながら、寅さん、後ずさりして去って行きました。

はいはい、分かりました。引き受けます。

まずは定番の質問から。

「9条っておわかりですよね?」と尋ねると「はい」という返事。内気な性格らしく、話している間ずっと伏し目がちでしたが、声はしっかりしています。

助かります。少なくとも私のこれまでのトークの経験では、10代、20代の若い人たちはほとんどが憲法9条について知りません。ですから、トークでは憲法9条のプラカードを見せながらまず9条について説明することがほとんどです。

でも9条について知っているなら話は簡単です。

「じゃあ、その憲法を変えようという動きがあるのはご存じですか?」

「分からないです」

そうなんですね。憲法9条について知っている人でもアベ改憲について知っているのはほんの少数です。

そこでアベ氏のプラカードを指さしました。「この人」

「あべさん」

「そう、アベさんがね、すごく熱心なんですよ。アベさんはね、自衛隊の名前を憲法に書き込みたいと。でもそれはね、ものすごく恐ろしいことなんですよ」

ということで、4年前の安保関連法について説明し、アベ9条改憲が自衛隊の海外派兵につながることを話しました。

対話ではなくかなり一方的な講義になってしまいましたが、何はともあれまずはきちんとした知識を持ってもらうことが必要なので仕方ないでしょう。

(2) 17歳の非常にしっかりした男子高校生

彼女と別れて5分もたたないうちに、寅さんが若い男性を連れてきました。

白いシャツに黒のズボンと靴、やはり黒色のショルダーバッグと、一見するとビジネスマン風。

「この方がですね。じっくり考えてこちらに貼りました」

確かにこの男性、何かをたずねると、答える前にじっと考え込みます。とても真面目な性格のようです。

アベ改憲について聞いてみると、「9条…」「自衛隊…」といった言葉は出てきましたが、それ以上詳しくは知らないみたい。

「自衛隊の名前を憲法9条に書き込もうとしているんですよね。どう思います?」と聞くと、「うーん」とじっと考え込みます。

ようやく口を開くと、

「今のこの世界全体を見るとなんか危なっかしい感じがして」

「そうですよね、本当にそう思いますよ」

「自分から戦争に近づいているというか」

「いや、本当にそう思います。ロシア、東欧、シリアだって、トルコだって、本当に怖い時代に入っちゃったんだなと思いますよ。で、このアベさんの改憲案がそうした流れに対して歯止めになるのか、って言うと私はむしろ逆だと思う。日本がむしろ巻き込まれていく」

ということで、2015年8月30日の集会のプラカードを指さしながら安保関連法について説明しました。

「で、どういう法律かっていうと、自衛隊の役割を根本的に変えちゃう。日本が攻撃されていなくても、自衛隊を海外に派遣してアメリカと一緒に戦争をすることを可能にしちゃう。日本をむしろ戦争に突っ込ませるようなそうした法律を作って、強行採決で通しちゃった。みんなは憲法違反だ、憲法違反だって批判した。じゃあ、憲法に自衛隊を書き込んじゃえ。そうなったら万能ですから。それがアベさんの狙い。アベさんは自衛隊の名前を書き込んでも何も変わらない、って要ってるけど、それは大ウソです。『ワナ』です。すごく変わっちゃう

彼の顔が何度も大きく歪みました。かなり衝撃だったようです。

「私はそれがすごく怖くて、この年になってこんなこと始めたんですけど。良かったら読んで下さい」

と言いながらチラシを渡しました。そうしたら彼、差し出した私の手をつかんで固く握手してくれました。

「おいくつですか?」と聞いたら、17歳だとのこと。

「ああ、じゃあ、もう高校…」

「二年生です」

「じゃあ、来年か」

「来年から選挙権」としっかり答えてくれました。

 

(3) 戦争を体験した84歳の女性

「戦争を体験なさっているんです」と言いながら寅さんが高齢の女性を連れてきました。

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「9条は難しい。改憲もいいと思うし。若い世代のことを思えばしたくない」

「どういう意味で改憲したらいいと思われるんですか」

この答えに彼女は答えず、自分の戦争体験を語り始めました。

残念ながら声が小さくて、その上、こちらの耳も最近遠くなってきているので、おっしゃることがよく聞き取れない。

そのうちに話は世代による体力の違いへと移っていきました。

ということで、戦争体験について聞けたことは「空襲にあった」ということぐらい。

寅さんはどんなことを話してもらったのですか?

 

(4) 昔(40年前)の教え子

この日の行動も終わりに近づいた頃、見慣れた顔が通り過ぎました。石橋純君です。

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小見出しには「教え子」と書きましたが、直接教室で教えたことはなかったと思います。ただとても行動的な学生だったので、彼のことはよく知っていました。卒業後はかなり長い間会社(ソニー)勤めをしていましたが、40過ぎに退社して大学院に入り直し、修了後は宇都宮大学に職を得、その後東大に移って現在に至っています。還暦も間近になってひげも白くなり、もう立派なおじいさん。

http://latinamerica.c.u-tokyo.ac.jp/ishibashi.html

というわけで、この日話した内容もアベ改憲とは関係ありませんでした。寅さん、期待させてごめんなさい。

最後に何点か

(a) 中年のご夫婦。ご夫婦それぞれチラシを受け取り、二三歩進んだ後振り返って、プラカードを指さしながら一言。「憎たらしい写真がうんとあるね」

(b) いつもよく会う反中嫌韓の年配の女性。アベ・アソウの写真を見ながら、「ダブル・バカ」「トランプの犬」と言って通り過ぎて行きました。

(c) 「あのおじさんのどこがキムタクなの?」というメモがありました。どんな人の言葉だったのかは記憶がありません。

(d) 四人の年輩のご婦人方。寅さんが「キムラタクヤです」と声をかけたのですが、にこりともせずに通り過ぎていきました。最近「キムタク」ギャグは効果が薄くなっているような気がします。寅さんも、最近は「人生道草」へとシフトしている印象が。

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