『週刊スガモ』大宮編 2020年1月13日版

先ほど『週刊スガモ』を書き込んでから、風呂に入って本読みながら軽く酒を飲み(私は大勢で飲むのはやや苦手。酒は独りで飲むべかりけり)……あ、ついでに大宮の報告もしておこうかなと思い立ちました。

13日は久しぶりに大宮行動に参加致しました。あまり成果はなかったのですが、寅さんが引っ張ってきた高齢の男性と少し対話したので、そのご報告だけ。

「この方、改憲賛成」と寅さんに紹介されたので、まず「どういうところを変えたいですか?」と質問。

男性は「9条」という条文は言わず、いきなり「日本は軍隊を持たなきゃダメだよ」。

「軍隊を持たない国なんて、日本だけだ。きちんと軍隊を持たないから、中国とかいろいろな国からバカにされるんだ」

「ほう……国軍創設すべき、というわけですね?」

「独立国なんだから、あったり前じゃない」

「でも安倍首相の改憲案は、そういうのじゃないですよね? 憲法に自衛隊を明記する“だけ”だと言ってます」(だけ、の部分にちょっとアクセント付けて)

 

だが彼はそれには答えず、「軍隊を持つのは当然。独立国らしい軍備が必要」論を滔々と。

「でもねえ。日本の軍事費は──ま、防衛費と名付けてますけど、実質的には軍事費ですよね。既に世界でもトップクラスですよ。むろんアメリカや中国と比べればずっと少ないですけど、ヨーロッパの主要国とほぼ同じ」

「まあ、それはそうだよな。確かに軍備はかなり充実はしている」と、そのあたりはわかっているふう。

「もっと増やせと言うんですか? こんなちっちゃな島国で、これ以上増やしてどうすんです? 国の収入には限りがあるんですよ? 年金でも削ります?」

「そんなことは言ってない」と、オジサンはやや憮然とした表情で反論する。「むろん適正な額というものがある」

軍事大国になれという話ではないらしい。

ただ、「きちっと位置付けておかないとダメなんだよ」と言う。軍事費を防衛費と言い換えたり、軍隊を自衛隊と言い換えたりして、「何となく無いもののようにしておく」のは絶対にダメだと。

徴兵制も敷くべきだと続ける。つまりすべての国民が、軍事の義務を負うべきだというわけだ。

「でも~」と、私はかなり露骨に首を傾げる。「徴兵制が敷かれたとき、対象になるのは若い人でしょ。あなたの年なら、絶対に徴兵されることはないでしょ? 自分が対象にならないものについてとかやく言うのって、無責任じゃないですか? おまえは行かないから勝手なことほざく、って若い人たちに言われたらどう答えます?」

「そりゃ若い人には若い人の意見があるだろうがね」と、オジサン口を尖らせる。「そう言われたって、こちらは年なんだから仕方ない」

仕方ないなら、若い人に任せてすっこんでなさい──とは私もさすがに言わず、ただ肩をすくめてみせるのみ。(よう言うわ)という無言のメッセージ、受け取ったかな?

わずかな沈黙を破るようにして、オジサンは再び「軍隊を持たない国は周囲の国から馬鹿にされるし、狙われる」という話に戻る。何かさっきから、彼の話は同じことの繰り返しという気が……。年とると同じことばかり言うっていうのは、コレかな。私も気をつけないと。

そう思っていると、いきなり「北朝鮮があれだけ強気で突っ張ってられるのは、核を持ってるからだ」。

え? 今、何て言いました?

「核ぅう??? ひょっとして、日本も核武装すべき、とか思ってます?」

やや大げさに驚いてみせたせいか、オジサンはややひるんだ表情。

「いや、そこまでは思ってない。核は……よくないよな」

「でしょ? でしょ?」と畳みかける。「核抑止力がどーたらこーたら言いますけど、ほんとに核戦争になったら、地球なんかぶっ飛んでしまいますよね。生き物みんな全滅して、死の星になっちゃう。それに、そういう物騒なもの扱うのは生身の人間ですものねえ、うっかり間違ってボタン押しちゃうなんてこともないとは言えないですしぃ」

……と、いつの間にか話は核武装のほうに地滑り。私も適当な人間だなあ。準備なしでいきなり対話を始めると、すぐ話が逸れていきます。ま、いいか。

ともあれ、「核武装はよくない」という点だけは辛うじてオジサンと一致。もっとも彼は「でも大国は現に核を持っているんだし……」といささか煮え切らない。

「そりゃねー」とちょっと一拍。「今日明日のうちに世界中から核兵器なくせと言っても、そりゃ非現実的ですけどねー。ああいう地球を完璧に破壊するようなものは、徐々にでも廃棄していった方が安心ですよねえ」

まあな、とオジサンは小さく頷く。

「もうこれ以上、兵器に頼るのはやめたほうがシアワセですよね? キリがないもん。そう思いません?」

そりゃまあそれに越したことはないが……と、最後にオジサンはぶつぶつ言っていた。

 

私なんぞが雑談めかした話をしたからといって、「軍備必要派」の考えを変えられるなどとは毛頭思っていない。ただ、そういう見方もあったっけと、ほんの少しだけでも頭の体操をしてもらえれば御の字。年取った人にそれを要求するのは無理かなとむなしい気もしないではありませんが……(あまり年寄り年寄りと言うのは、天に唾するようなものですけれどね)。

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